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ヨコにもいろいろありまして
2005-03-22 Tue 14:08
先日の日記でも取り上げた「ヨコ」っていう魚について、
今日はちょっと講釈たれてみましょうか(笑)

そもそもヨコっていう魚の名前ですが、もうちょっと正確にいうと
「ヨコワ」というんです。
この名前の由来は体についているシマシマ模様にあります。

yoko.jpg


体全体に横方向に輪がいっぱいついている、というふうに
見えるところから「横輪」でヨコワ、というわけです。
でもこの模様、私としては縦に付いているって言えなくもない?
そんな気がしてならないんだけどなぁ(苦笑)
そしたら「タテワ」ってことに・・・やっぱり変か(笑)

さてこのヨコですけども、市場マンには常識ですけども
意外と知らない人も多いのが、実は「マグロの子供」だってこと。
ヨコには「本ヨコ」と「ビンヨコ」というのがいます。
あと「トンボ」なんていう名前のヨコもいます。

本ヨコっていうのは本マグロの子供のことなんです。
だいたい本ヨコっていうと大きさは1.5キロ以上ぐらいで
上は15キロか20キロぐらいまでヨコっていうことが多いかな?

で、それ以上は本マグロとなるわけですね。

ただ、これも徳島の市場ではけっこうアバウトなところがあって、
本マグロと本ヨコの境目はけっこう曖昧です(苦笑)

でも見分ける方法は市場の中ではけっこう簡単。
スチロールの箱に入っていたら本ヨコ、箱に入ってなくて
丸太のままで取引されるのが本マグロです(笑)

逆に1キロ以下のホントに小さな本ヨコが初夏になると
入荷してきます。
これは「コヨコ」といって本ヨコとは区別します。
コヨコは実にさっぱりとした赤身で、初夏の旬の味として
けっこう珍重されます。
もちろんお値段も本ヨコよりも高めになることが多いですね。

続いて「ビンヨコ」。
意外とこれも本ヨコと区別つかない、という人が多いんですが、
一番目立って違うのは胸びれの長さですね。

binyoko.jpg


本ヨコはかわいらしい小さな胸びれなのに対し、ビンヨコの胸びれは
大きくていかにも速く泳げそうなかんじですよね。
この大きな胸びれがちょうどニンゲンさまの顔の耳の前の髪、
「びん」に見えるっていうことでビンヨコ、なんです(笑)
ところでこの「びん」っていうのは方言なのかな?
それとも全国的に通用する言い方なんでしょうか?(汗)

私が散髪に行くと「ビンはどうしときます? 短くしますか?」
なんて聞いてくれるんですけど。
余談ですけど、私がビンを長くしていると家族から
「ルパン三世にそっくり」とか言われます。。。なんで?(涙)

コホン、さてこのビンヨコくん、本ヨコに比べるとお値段お手頃で
庶民の味方であります。
ただ先週あたりはやたらと本ヨコの水揚げが多くて、
セリ場は本ヨコ一色になってしまったせいで、
一時的なんですけども今は本ヨコよりもビンヨコのほうが高い、
という逆転現象が起きています。

なので今スーパーさんなどには本ヨコがここぞとばかりに
並んでいますので、お買い得ですよ~!

で、このビンヨコが大きくなるとキハダマグロになります。
徳島の市場で生マグロとして一番一般的に流通しているのが
このキハダマグロですね。

さてここからがややこしいのですが(汗)、トンボの登場です。
トンボという名前はやはり胸びれから来ています。
ビンヨコよりもさらに長い胸びれを持っているのがトンボで、
その名の通り、胸びれを広げるとまさしくトンボみたい!
ってことなんですね~

トンボはビンヨコよりもさらにお買い得です。
いちおう赤身に分類されるんですけども、身は白っぽい色で
そのせいかもしれないですね(苦笑)

で、トンボが大きくなるとビンチョウマグロになります。
ビンチョウマグロは略してビンマグロと呼ばれることもあるんですが、
これがややこしいところですね(汗)

本ヨコは大きくなると本マグロ、でもビンヨコが大きくなっても
ビンマグロにはならず、キハダマグロになる。
ビンマグロになるのはトンボ、ってことです。

実は私もちょっと前はビンヨコが大きくなってビンマグロ、
って思ってました(滝汗)

ややこしいですけども覚えておいて損はないですよ~(笑)
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