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ほんのり桜色。美人なサカナ
2005-04-01 Fri 15:18
ここ徳島県地方では、昨日の3月31日に桜の開花宣言があり、
寒かった冬も終わりを告げてようやく春到来! という雰囲気に
なってきました。

みなさんがお住まいの地域ではどんなかんじなのでしょうか??

まるで桜の開花と歩調を合わせるかのごとく、
徳島中央市場には「サクラダイ」が並び始めましたよ~!

sakuradai.jpg


サクラダイというのは、もちろん漢字では「桜鯛」となります。
桜の花が咲く頃に産卵時期を迎えるマダイは、脂がのって
旬を迎えるんですよ。
で、この季節のタイというのは体がほんのりと桜色の
きれいな色になるんです。
そんなことから、この季節のタイを特に「サクラダイ」と呼んで
珍重するんです。

もともと徳島といえば、鳴門の渦潮で鍛えられた天然のマダイが
「鳴門鯛」として全国的にも有名な存在ですよね。
もちろん鳴門だけでタイが獲れるわけではなく、徳島の沿岸部では
おしなべて良質のタイが水揚げされるわけで、
この季節には市場はタイでにぎわうんですよ。

ちょうど桜の開花と同じようなタイミングで、鯛網(タイを
網で獲る漁)も始まり、セリ場にはキレイな天然鯛が
ずら~っと並ぶようになってます。

今年の冬は寒かったからか、サクラダイも最盛期にはまだちょっと
早いかな、というのが正直なところ。
キレイな桜色でぷっくらとよく肥えた上物のサクラダイは、
よく見るとまだ少ないかな?ってかんじです。

でも鯛網漁はまだまだ続きますので、これから見事なサクラダイが
たくさん水揚げされてくるようになるでしょう。

昨日、私は徳島市内の某料亭で知人と夕食を食べたんです。
知人は県外の人なので、せっかくだしうまい徳島の魚を
食べさせてやろう、ついでに自分もうまいもん食ってやろう(爆)という
作戦だったわけですけどね(笑)

実は私、今までサクラダイっていうのは食べたことありませんでした。
タイって市場に勤めているといつでも見かけるありきたりの魚というのが
正直な印象で、なんだかとりたてて印象深い魚でもないんです(苦笑)

そんなこともあってか、積極的に今までタイを食べたことって
ありませんでした。
今まで私がタイに持っていたイメージっていうと、
「おめでたい魚っていうけど、淡泊だしそんなにおいしい魚でもないかな?」
というのが正直なところでした。

しかし・・・やはりいいものを食べないといかんですね。
昨日食べたタイの刺身は、ほんのり甘くて実に「美しい味」でございました。
タイの刺身って、こんなにも奥深い味がするのかぁ と、
思わずためいき。

やはり旬の魚というのを食べてからでないと、その魚の善し悪しなんて
語ることってできないものですね。

みなさん、タイのオスとメスって区別できますか?
私が聞いたのは「ごっつい顔をしてるのはオスで、端正な顔つきで
キレイな色をしているのがメス」なんだそうです。

そう思ってセリ場に並んでいるタイを見てみると、
「あ~ コイツはヤローだな。 お、こっちは美人やな~」という区別が
確かにありますね(笑)

タイにとって春は産卵の季節。
つまり、タイのメスはお腹に卵を持っています。オスのタイの
お腹には白子が。
この「タイ子」と「タイ白子」も実に美味なんですよね。
実はこのタイ子や白子は目方あたりの単価にしたら、オトナのタイよりも
遙かに値の張る高級珍味なんですよ。

オレンジ色のタイ子と文字通り白いタイ白子。
タイ白子は私も食べたことありますけど、白子のスタンダード「タラ白子」とも
また違った味がする、濃厚な味の逸品ですよ。

食べたことのない人も多いかと思いますけど、
機会があればぜひお試しあれ!
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