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8月3日というと・・・
2005-08-03 Wed 16:55
またまた暑い日々が続いていますね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

先日は土用の丑の日の話題をお届けしましたが、
今日、8月3日もある魚にまつわる記念日なんですよ。
ご存じですか??

今日、8月3日は「ハモの日」なんですよ。
もちろん、「日本記念日協会」が正式に制定した記念日です。

日本記念日協会のHPによると、
ハモの地方名が「ハミ」であること、それと梅雨明けのこの時期が
ハモが最も美味しい季節であるということから、8月3日を
ハモの日とした、ということです。
申請をしたのはハモを扱っている株式会社 大辰水産。
この会社はハモの業界では知らない人がいない有名企業なんですよ。
「HAMOっち」というオリジナルのブランドを立ち上げて
ハモの加工品などを全国展開している企業です。

なんと「ハモ娘」というキャンギャルも毎年選抜していて
キャンペーンにあちこち回っているそうです。
今年もハモ娘さんはハモの日に合わせて百貨店で
キャンペーンをしているそうですよ~。

HAMONOHI.jpg


さてさて、今日はそういうわけでハモの日だったわけですが、
今年はどういうわけがハモがあんまり獲れません(涙)
ハモの取り扱い高の多い我が徳島魚類としては
なんとも困ったことではあるわけですが(汗)

それでも例年より遅れてはいるものの、先日の台風のあとに
ようやくある程度のハモが水揚げされるようになってきました。
徳島魚類の新ブランド「きらびき」もまだまだ本格的では
ないにしろ、出荷を連日のようにしています。

このハモという魚、徳島近海が全国でも有数の産地であり、
またその品質も優れているということで、徳島産のハモは
今では関西圏だけでなく、東京は築地でも
一番人気のハモなんですよ。

特に「ハモ祭り」とも呼ばれる大阪の天神祭や、
京都の祇園祭のある関西地方では、高級料亭では徳島産の
ハモが指名買いされてるほどです。

このハモ、遠目に見ると黒くて長細い格好なので、
セリ場で見るとウナギやアナゴと一瞬見間違うことも(苦笑)
まぁ実際にはアナゴは活き〆にされてスチロール箱に
並べられることが多く、ウナギの天然物はネットに入ってて、
対するハモは海水を入れた細長いスチロール箱に入ってることが
多いので、区別はつくんですけどもね。

でもたまにネットに入って活き状態のアナゴとか、
活き〆でスチロール箱に入ったハモもあったりするので
隣り合ってセリ場に並んでたりすると一瞬分からないことも(汗)

ただね、ハモとウナギやアナゴが決定的に違うことがひとつあります。
それは「ハモはどう猛で何にでもすぐに噛みつく」ってこと(滝汗)

これね~ ホントに恐怖ですよ(涙)
特に暑い夏場にセリ場に並ぶことが多いこのハモっちくん、
スチロール箱の海水の温度がぬるくなってきて、気が立ってくると
とにかく暴れるわ噛みつくわでもう大変(泣)

活きのままで配達するのも気を遣いますけど、
中には「〆てから持ってきてね」というお客さんもいるわけですよ。
そういうときには私らで首のあたりを包丁でズババっと切って
〆るわけなんですが。。。
こういうときにヤラれるんですよ、ガブっと。

もちろん百戦錬磨の市場マンたちは
おいそれと噛まれたりしないのですが、それでも毎年何人かは
ハモの犠牲になって流血の惨事が起こってしまいます。

海水がぬるくなってきて、気が立ってくると、スチロール箱の
中にいるだけでも暴れまくって、そのまま地べたに飛び出して
うねうねとはね回ってるなんて光景もよくあることなんですが、
それをスチロール箱に戻そうと掴んだ瞬間にガブっ! 
なんてことも(爆)

ちなみにハモの歯というのはこんな感じなんですよ~(汗)

HAMO_FANG.jpg


ご覧の通り、カミソリのように薄くて鋭い歯が幾重にも並んでます。
「歯」というよりまさしく「刃」ですね~

で、手なんかにかぶりつかれると、人間ってのは反射的に
うわっ!! っと手を引っ込めちゃいますよね?
でもハモの場合これが命取りになるんです(爆)
薄くて鋭いカッターナイフのような歯が突き刺さった状態で
それを勢いよく引っ張るとどうなるか。。。
そう、噛まれたところをスタート地点にして、
すぱーーーっ! と切れてしまうんです(涙)

そらもう血がドバドバでますよ~。
なので、ハモに噛まれるとたいがいは「○針縫ってもた~」
ということになってしまうんです(寒)

去年も徳島魚類でベテラン社員が二人ほど犠牲になっちゃいました。
今年はまだ、それほど大きな傷になった人はいませんが、
それでも私が知る限り、2人はすでに噛まれてます。
ちなみにそのうちの一人は私だったりしますが(苦笑)

とまぁ ハモについての怖い話ばかりしましたが、
それでもハモは夏の旬の魚の代表格。骨切りにしたハモを
さっと湯にくぐらせた「湯引き」をカラシ酢みそや
梅肉につけていただくなんていうのは、夏ならではのメニューですね。
見た目にも涼しげだし、美味しいですよ~。

秋にはどびん蒸しでいただくハモもまた格別の味ですね。

こんなふうにハモというと、まずは夏! で、
まぁ秋にも食べますね、ってかんじですけど、実はハモって
一年中獲れる魚だったりもするんですよね。

ただ冬場には他にもいろんな旬の魚がいるわけで、
漁師さんたちはハモを狙わずに他の魚を獲っているんですね。
きっとハモ漁をしたら冬でもハモは揚がるはず、ってことらしいです。

土用の丑の日にはスタミナたっぷりのウナギ!
そして8月にはぜひとも夏ならではの味「ハモ」を
ご賞味してみてくださいね!!

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