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ブラウンの次はブラックなナイスガイの登場です
2005-11-25 Fri 16:49
だいたい今ぐらいの季節になると、セリ場に並ぶ魚があります。
遠目に見ても、この魚の入っている箱はよく分かるんです。

なぜかというと・・・この魚の入っている箱は汚れてるんです(爆)

yakeika1.jpg


中央に積み上げられているのがその箱なんですけども、
他の箱と比べて明らかに黒く汚れてるんですよ。
お察しのいい方はすでにお分かりだと思いますが、
これは「スミ」で汚れてるんですね。

ということは、タコかイカかということになりますが、
この季節になると出てくるのが「ヤケイカ」と呼ばれる
小さなイカなのです。

ネットで調べてみたところ、この「ヤケイカ」というのは
地方での呼び名のようで、「スミイカ」もしくは「コウイカ」
というのが標準的な呼び名のようですね。

yakeika2.jpg


全国的に見てもやっぱり秋から冬にかけて多く獲れるようですが
なんせ徳島では今ぐらいの季節からやたらと水揚げが
増えてくるという、典型的な「季節商品」だったりします。

ヤケイカの姿というのは、カタチ的にも大きさ的にも
徳島では年中水揚げされている「ハリイカ」と
とてもよく似ているのですが、セリ場で見るヤケイカは
すぐに判別できます。

というのも、写真のように入っている箱がスミで汚れてるから
なんですね~(苦笑)
ハリイカはあんまりこんなふうに箱が汚れるほどスミを
吐いたりしないみたいですね。

なんせスミを吹きまくるので、別名「スミイカ」ってなぐらいなので、
セリ場に並んでいる箱にはひと箱ずつ新聞紙が敷いてあることが
ほとんどなのです。
新聞紙でスミが箱の外にこぼれるのを防いでいる、というわけ。

このヤリイカっていうのはなんせこの季節には
大量に揚がることもあり、お値段はかなり手頃です。
で、味の方はというと、これがなかなかなんですよ~。

でも、安いしおいしいしってことでお客さんに薦めても
「汚れるからイヤや~」と言われることもしばしば(苦笑)
このスミイカのスミっていうのは服なんかにつくと
ほんとになかなか取れないんですよね(涙)

なので、セリ場から見せ前に運ぶときなんかでも、
ヤケイカのときだけは市場マンたちは手にビニール袋や
ビニール製の手袋をはめたりして扱ってます(苦笑)

お客さんが買ってくれたヤケイカの箱を他の魚といっしょに
積み上げておくときにも注意が必要です。
なんせスミが流れ出てきますから、一番底に置かないと
ダメなんですね。

私がまだ市場に来て間がなかった頃、このヤケイカの箱を
無造作に他の魚の箱の上に重ねて置いたところ、
「こらぁぁっ! ヤケなんぞ上に置くヤツがあるか!」と
烈火のごとく怒られたことがあります(涙)

まぁそれぐらいに取扱いに注意が必要というか、
ある意味嫌われ者っぽい存在のヤケイカなのですが、
きちんとスミを落としてさばいてやれば、身はきれいに
まっ白だし、なんせ徳島近海で水揚げされるものですから、
鮮度もとてもよく、まだ活きている状態であることが
ほとんどなんですね。

だから刺身にしてもよし、煮てもよし、一夜干しにしても
とってもおいしいんですよ。
その上にお値段手頃なんですからとっても庶民の味方な
イカというわけですね。

鮮度のいいヤケイカを刺身にすると、他のイカにはない
コリコリとした食感が通にはたまらないんですよね。

そして、このヤケイカが大好きなのが
「歩くオサカナ辞典」ことHくん。
Hくんのお奨めレシピは「ヤケイカのシーフードカレー」
なんだそうですよ~

ヤケイカはあまり煮込みすぎると硬くなってしまうので
カレーができあがる寸前にヤケイカをカレー鍋に
投入するのがコツなんだそうです。

これに徳島名産の小エビ(サルボエビ)を加えたら
もう絶品の「シーフードカレー徳島スペシャルVer.」の
完成となるのです(笑)

これにさらにアワビが入ったらサイコー! とはHくんの
コメントですが、さすがにアワビをカレーにそうそう
入れることもできないですからねぇ(汗)

ヤケイカと小エビを入れたシーフードカレー、
お財布にも優しい絶品カレーです。
いつもと同じカレーに食傷気味の貴兄はぜひお試しアレ。
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