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市場に並ばない美味しいオサカナ
2007-01-08 Mon 13:48
先日、まだ正月休みの最中のこと。
私が自宅で洗車なんぞをしながらのんびりしていたところ、
うちの長男は嫁さんのお兄さんに連れられて
釣りに出かけていたんです。

小学二年生になる長男は、前々から
「釣りに行きたい! 連れてけ~!」とうるさかったのですが、
たまに釣りに出かけている嫁さんのお兄さんをめざとく捕まえ、
半ば強制的に釣りに連れて行ってもらうことになったようでした(^^;)

さて、よく晴れた冬の日は暮れるのも早く、
午後5時ごろになってようやく長男は帰宅したのでした。
きっと釣果は期待できんだろうから、すごすごと帰ってくる長男を
どういうふうに慰めてやろうか、なんて考えていたのですが、
なんと! 長男は4匹の魚を釣ってきたと言うではないですか!?

さっそくお皿の上に並べられた彼の獲物はこれ。

haze_1.jpg


う~む、なんだか見たことあるような気はする魚なんですが、
とりあえず今まで市場では見たことがないような・・・。
底モノの魚であることは間違いないと思うのですが、
なんという魚なんだろうか??

と、この魚を見つめていたところ、いっしょに見ていた嫁さんが

「これ、ハゼとちゃう?」

と言います。なるほど、たしかにハゼっていうのは
こんな感じの魚だった気がします(^^;)
しかしハゼだったら市場なんかにも出てきてもいいような
気もするんですけども、見たことないし。。。

とりあえず、市場で知らない魚を調べるときにいつも使っている、
とある魚の図鑑サイトにネット接続して調べてみました。

すると、確かにこの魚はハゼだということが分かりました。
それも「マハゼ」というハゼです。
まぁ日本でもっともポピュラーな種類のハゼですね(^^;)

しかし、ハゼだと分かったら今度は新たな疑問が必然的に
湧いてきますよね?

ハゼってどうやって食べる? 
それ以前に食べておいしいの?(汗)


私の頭の中に浮かんできたのは
ハゼってのは子供でも簡単にそこいらへんで釣ることができるぐらいだし
雑魚でおいしくないんだろうな、だから市場にも出てこないんだ。
という結論でした。

まぁ簡単に釣れるかどうかは別としても、そこそこの味なら
きっと市場にも出てくるはずだ、って思ったわけです。
だから、釣りをするとよく釣れるけれども、おいしくない、
という理由から徳島では雑魚扱いされ、忌み嫌われている
「ジンタ」という魚のような存在なのだと思ったんですね(苦笑)

幸いなことに、検索にいつも使っているオサカナ図鑑サイトには
魚の食べ方やおいしさも紹介されているので、
さっそくハゼという魚の食べ方についても読んでみました。

そうすると・・・なんと!

マハゼは築地市場などでも、活きのよい状態ではキロ2000円という
高値で取り引きされる。
江戸前の天ぷらのネタとしてなくてはならないもの。

な~んて書かれてるじゃないですか!?(滝汗)

うそぉっ!? そんなにおいしくて高い魚なの!?(爆汗)

と、大いに驚いてしまいました。
大げさに驚いていると、また隣でサイトの説明文を見ていた嫁さんが

ハゼは子供の時とかによく食べてたよ

なんて、また驚くことを言うんですよ(滝汗)
これは後日、市場で会社の人たちに聞いて分かったことなのですが
ハゼっていうのは徳島でも特に、津田の漁師さんたちを中心に
人気があって、津田ではごく普通に食べられているポピュラーな
魚だったんですよ(^^)

私の嫁さんがまさしく、その津田の出身なんですよ(爆)
なので、子供の頃によく食べていた、っていうのはまさしく
このハゼだったんでしょうね。

嫁さん曰く、ハゼは天ぷらでも食べるけど、
よく刺身でも食べていたよ、とのこと。。

たしかにこの発言、サイトのオサカナ図鑑の記述とも一致します。
活きが良ければ刺身・・・かぁ。

しかしハゼを刺身で食べるなんて、なんだか想像もできない私(^^;)
こりゃ天ぷらの方がいいんじゃないか? という私をよそに
いやいや刺身で食べた方がおいしいって! という嫁さん。

よし、それじゃぁここは一発! せっかく長男が生まれて初めて
自分で釣ってきた魚だ、刺身で食べてみようじゃないか! と、
私も覚悟を決めたのでした(爆)

なんせまだお皿の上でごそごそと動いているぐらいに活きは抜群です。
サイトの記述、そして嫁さんの言うことが正しいならば、
刺身でも極上の味が楽しめるはず。

果たして、しばらく後に出てきたハゼの刺身はこのようなものでした。

haze_2.jpg


おお~ これはなんともきれいな白身じゃないですか!
感じとしては、キスの白身に似ている感じですね。
大きさ的にもよく似た感じだし。

今回釣ってきたハゼは、大きさとしてもキスと似ているサイズなのですが、
図鑑によると、最大で25センチにもなる魚なんですね(汗)
それぐらい大きいと食べ応えもあるんでしょうけど。

さて、4匹のハゼで片身ずつにおろされた刺身が全部で8きれ。
おそるおそる、たまり醤油をちょっとつけ、わさびをのせて
食べてみると・・・

おおっ!?(*^_^*)

これは確かにうまい! というか絶品ですやん!?

味としてもキスに似た感じですね~ 実に上品な白身で、
ほのかに甘みもあります。
サイトによると、秋から冬の脂ののった時期がおいしい、
とあるのですが、確かにこれはオイシイですね! うんうん。

醤油やわさびとの相性も抜群で、これは寿司よりも
刺身でそのまま食べた方がおいしい、っていう種類の
白身かもしれません。

こりゃうまいわ! と、もうちょっと食べようかと思ったのですが
そこはもう・・・うまい刺身には目がない我が家の三兄弟が
大人達に少ない刺身を譲ってくれるわけがありません(T_T)
あっという間に数少ないハゼの刺身は
子供達に食べ尽くされてしまいました(涙)

でも今回はしょうがないですね~ 釣ってきたのは長男ですし。
というわけで、長男には

次回はもっとたくさん釣ってきてくれ!!

と、お願いしておきました(笑)
長男もたまたま初めての釣りで上げた戦果がこんなにも
おいしかったので、すっかりやる気満々です(^^)
すっかり上機嫌になっておりました。

というわけで、初めてハゼの刺身というモノを食べてみたわけですが
これがなかなかのお味だった、と。

しかしこうなってくると、やはり疑問が残りますよね。
なんで市場にハゼが入荷しないんだろうか? と。

このことについて後日聞いてみたのですが、はっきりとした理由は
分からないのですが、昔はちょくちょく入荷はしていたんだそうです。
でも最近は確かに入荷してないみたいです。

このハゼっていうのは汽水域、それもだいぶ皮川をさかのぼった
水域に主に住んでいる魚なんだそうですが、
徳島にはこういったあたりで漁をするような漁師さんって
いないんだそうです。
川魚ももちろん入荷はするんですけども、漁をする対象が
違うんでしょうね。
それに築地では高値のつくハゼも、徳島ではやはり
どちらかというと雑魚の種類、つまりは安い魚のようです。
なので、わざわざハゼを獲る漁師さんっていうのは
いないみたいなんですね~(苦笑)

それに釣りであればそこそこ釣れるけれども、
網で獲るには数が少ないのかもしれないですね。
はっきりとした理由は分かりませんが、とりあえず現在は
市場で買うことのできない身近でおいしい魚、
それがハゼというわけです(^^;)

今度は私も、市場で買えないこのおいしい魚、
釣りに行ってみようかな? なんて思っています(^^)

みなさんはハゼの刺身とか天ぷらって、食べたことあります??
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