土曜日の市場というのは、週末のかきいれ時に向けて、
お客さんの買いも強くなるので気合いも入るってもんなのですが、
今日の入荷もやや少なめ(^_^;)
おとといからの強風が昨日も残っていたので、こりゃ入荷が
少なそうだ、って思ってたのですが、予想していたよりも
そこそこの入荷があったのでちょっと安心しました(^^)
しかし今が売れセンのカツオが高いですね~(涙)
なかなかお手頃価格になってくれません。。
さて、昨日は巨大カンパチにマンボウと、
巨大なオサカナをお届けしましたが、昨日はあのBlogを
書きつつも、
「やっぱり市場の巨大生物っていえばマグロだよな~」
なんて思ってたのもまた事実(^_^;)
実際、市場で定番で扱われているサカナの中で
イチバンの大きさを持つものといえば、やはりマグロ。
昨日のカンパチのような30キロだの40キロっていうのも
マグロならば当たり前のサイズですもんね。
50キロぐらいあっても別に誰も驚きません。
だからやっぱり市場の巨大生物っていうとマグロだなぁ
ってことになるんですが。。。
そんなことを思っていた矢先、今日のセリ場には
とんでもないマグロが入荷していたのです。
徳島魚類のマグロ売り場に群がるこの人垣。
マグロ解体用のまた板をぐるっと取り囲んでおります。
たまに大きなマグロが入荷すると、よくマグロ売り場の周りに
人が集まってくるってコトはあるんですが、
ここまで大勢の人たちが集まってくることは滅多にありません。

そして、その視線の先にあるのは・・
どどーーーん!(^^)/

ダイナマイトバディの本マグロ!!(爆)
徳島魚類のマグロチームには、魚類マン一の大男がいるんですが、
その彼がこんなにも普通に見えます(^_^;)
彼を持ってしても、このマグロの胴回りには手が回りきらないのです(汗)
解体するにも、通常なら一人で行う作業を
二人がかりでフーフー言いながらの作業です(^_^;)
このホンマグロ、重さはなんと
260キロというナイスバディ! 長年市場勤務の魚類マグロチームの
責任者も
「この大きさは徳島では今まででイチバンちゃうかな?」と
言わしめるほどの大物だったのです(滝汗)
確かにこれはでかいっ!
それでは、別の角度から見てみましょう(^^)/

はい、この通りです(汗)
たいがい大きなマグロでも普通におろせるほどの大きさの
マグロ専用まな板が小さく見えますね。
奥では、1/4におろされた背側の身を、さらに半分にしてるんですが、
その大きさたるや・・・ものすごいことになってますね(滝汗)
そら黒山の人だかりにもナットクです。
マグロチームが解体に使う包丁は、かなり刃渡りの長いものなのですが、
これほどの大きなマグロとなると、一発で奥まで
刃が届かなくなってしまうので、とたんに解体は難作業に。。
しかしそこはプロですから、見事に解体しておりました(^^)
そしてこの本マグロ、たんに大きいだけじゃなく、
身質もけっこうよかったみたいです。
この本マグロは沖縄県産の天然もの。
脂のノリもよさそうでしたよ~(*^_^*)
そして、身だけではなく、こっちもまたスゴい!

本マグロのカマ!(*^_^*)
実はイチバン脂の乗ったおいしい身が付いているのがカマ、
っていうのはみなさんもご存じだと思うんですが、
このカマのでっかいこと!(滝汗)
写真に写っている秤は、なにもミニサイズの秤じゃないですよ。
ごくふつうの大きさの秤です。
その秤と比較すれば、その巨大さが分かっていただけるでしょうか?
これひとつあったら、うちの家族5人でも十分な量の
カマトロが喰えるな~ なんて言うと、マグロ担当がこう言いました。
何言うてますのん。5人で食べきれんって。
このカマ片方だけで16キロあるよ。だって(滝汗)
・・・そら食べきれんわ(笑)
う~む、この断面の脂の乗り方・・・食べてみたいっ!(^^)/
こんだけたくさんあるんだから、ワタシにも買って帰るだけぐらいは
あるんじゃないかと思ってたんですが・・見事に完売!(*^_^*)
さすがにこれだけ大きくて、しかも身質がよさそうな本マグロですから
人気もありますね~ みなさんよくご存じです。
というわけで、この本マグロの味見はかないませんでしたが、
こりゃまぁ確実にウマいわな(苦笑)
ただ、この260キロという大きさ、徳島では最大サイズとなりましたが、
築地に行けばこれぐらいのサイズのマグロなら
ゴロゴロしてるんだそうな(汗)
さすが! ってところでしょうかね(^_^;)
それにしても・・・あ~食べたかった。
次にこの260キロという記録を破る本マグロが徳島に
登場するのはいつでしょうね?(^^)