先日の火曜日、いつものようにお客さんの荷物の積み込みをしていると、
活魚担当者が「Blogネタがあるからはよ来て!!」と
嬉しそうな顔をして呼びに来ました。
なになに? というと・・・
変わったハモがおるんよ~(*^_^*) と嬉しそう(笑)
おお! 去年は白いハモに金色のハモ、トラ革ハモが発見されたから
今度はいったい!?
通常の3倍のスピードで泳ぐ赤いハモか!?(爆)なんてワクワクしながら水槽のところまで行きました。
私が荷物の積み込みをしていたお客さんというのも
この時期にはハモをたくさん買ってくれるので、仕入担当の彼も
「変わったハモ」に興味津々で同行です(^^)
そして・・・水槽で我々を待ち受けていたのは・・・・ババーン!

おおおっ!?
これはまたしても
白いハモだぁぁっ!!
しかしコイツはでっかい!!
目方を計ってみたら、2.7キロもありました(^_^;)
白いハモ、今年も出たか~ と感激したのですが、このハモを
持ち上げて横から見てみると・・・

あ、あれ?(爆)
なんかしっぽのほうは普通の色してるし(^_^;)
なんだか普通のハモの塗装が剥げて、下地が出てる~
っていうような、なんとも微妙な色分けです(苦笑)
もちろんこれ、ブラウンの皮の色は塗装でもなんでもないですし、
ハモの皮っていうのはところどころこんなふうに剥けてしまうような
ヤワいものではありません。
つまり、ところどころ皮に色素が入っていない、という状態で
皮はちゃんと全身を覆っている、ということなんですよ。
これ、去年揚がったまだら模様のハモと基本的には同じだと
言っていいでしょう。
ただ、コイツが今までの「変わり種ハモ」と違っているのは
その大きさ。
今までの変わり種ハモは、全部小さかったんです。
たいていは300グラムぐらいしかないんですね。
こういう色が変わったハモっていうのは、きっと先天的な
色素異常だと思われますから、やはり虚弱体質なハモらしく、
大きくなるまでに死んでしまうんではないか、って思ってたんです。
んがしかしっ!
コイツときたら2.7キロですよ奥さん!(爆)
普通のハモでも3キロ近いとなったら、かなりの「大物」扱いです。
大きなハモばかりを好んで買っていくお客さん以外には
売れないほどの大きさなのです。
(だいたい売れ線は500g~800gあたり、せいぜい1キロまで)
これだけの大きさになるハモは、そのほとんどがメスで、
ここまで大きくなるには10年以上はかかると言われています。
なので、虚弱体質なこのハモがここまで大きくなったのは
ある意味奇跡的かもしれません。
今回のこのハモ、名付けて
ウシハモ(^^)/ (笑)
いや~なんとなく、乳牛っぽい柄ですし、なんとも大きくて
ぼってりしている様がウシをイメージさせるので(^_^;)

こうして真上から見ると、白い肌の部分は毛細血管が
浮き出ているのが見えますね。
漁師さんから聞いた話では、こういった白いハモは皮が柔らかくて
食べるとおいしい らしいのですが(汗)、なんせ白いハモっていうのは
なんとも神秘的ないでたちなので、食べたらバチが当たりそうで
食べた、っていう話はほとんど聞きません。
ただ、この白い皮の部分を触ってみると、確かに普通のブラウンカラーの
部分と比べても柔らかくて繊細な感じがします。
なので、「皮が柔らかくておいしい」っていうのはさもありなん、
という印象ですね(^o^)
真っ白なハモだと神秘的で食べるのははばかられますが、
なんかウシみたいな柄模様のコイツなら・・・なんてことを
思ってしまいました(笑)
そしたらなんと! 隣で見ていた私のお客さんも同じコトを
考えていたようで、
これ、もらってもいいですか?と言うじゃないですか(ちゅど~んっ!)
ま、まさかこのハモを水槽で泳がすんですか!?(滝汗)
と聞いたら、そうです、とのこと(^_^;)
う~む、これが水槽で泳いでるのをお店にきたお客さんが見たら、
どういう反応をするんだろうか? っていうのは
かなーり興味があるところなんですが・・・。
もちろん、お味の方も気になるところではありますね。
あれから二日経ちますので、また明日にでもこのウシハモが
その後どのような運命を辿ったのか、聞いてみようと思います(^^)