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これぞまさしく「幻の魚」!!
2007-07-21 Sat 20:08
今日のセリ場で、やたらと人だかりのできている魚がおりました。
ん? 今度はどんな珍しい魚が揚がったんだろう? と思いながら、
またしてもたろくんもギャラリーと化してその方向に
寄っていったわけですね(^^)

近寄りながら周囲を見ると、近海のスズキがずらっと並べられた
一角にその魚は並べられていました。

なんや、スズキかいな、でもでかいな~(汗)
それにちょっとスズキとも違う感じ。。
あ、クラスズキか。。

とか思いながらさらに近寄ってみると、クラスズキとも
またちょっと違った雰囲気をぷんぷんと周囲に振りまいてます。

akame_2.jpg


クラスズキっていうのは、普通のスズキと違って
海で生活するスズキのことで、「ヒラスズキ」というのが
標準和名なんですが、このクラすずきは普通のスズキよりも
色が黒光りしていてぽってりと肥えていることが多く、
また魚体も比較的大型のモノが多く水揚げされるので
一瞬そうかな? って思ったんですね(^_^;)

でも、近寄ってみてみると明らかに違います(滝汗)

その時、ふと頭をよぎったのが「幻の魚」のこと。
以前、テレビで「幻」として取り上げられていた魚のことを。

それは高知県などの暖かい地方の河口付近にいて、
汽水域を行ったり来たりする大型の肉食魚。
完全に夜行性で群れることもなく、極端に用心深いため
夜でないと活動しない、数が激減していてまずお目にかかれない、
というサカナなのです。

それは・・「アカメ」という名前のサカナ。

「これってひょっとしてアカメ!?」

と言うと・・・どうやらビンゴのようなのです(汗)
マジで!? これがあの幻の魚なのか!? と、
なんだか興奮してきちゃいました(爆)

どうりで人だかりもできるわけですよ(汗)
そら「アカメ」となったらほんとに超弩級の「レアフィッシュ」ですもん!

あとからネットで検索してみたんですけども、
まさしくセリ場に並んでいたのはこの「アカメ」でした。

なんせネットでの情報によると、アカメは1982年に
確認されたのを最後に、徳島県には出現していないんだそうです(爆)
25年も前を最後に確認されていない・・・まさしくマボロシですよ!

まぁ実際にはそんなに長いこと、まるっきり水揚げがない、
ということはないみたいですけどね(^_^;)
あくまでも、公式の記録ではそういうことになっているようです。

セリ場に並んでいたアカメは、その名の通りに
赤い目をしているかというと、さにあらず。
金色っぽい目をしていたので、これって違うんじゃない?
という人もいたのですが、これは眼底の血の色が
透けて見えるために赤く見えるのであって、
死んでしまって失血すると目は赤く見えないんだとか。

なるほどね~(^^)

セリ場に並んでいたこのアカメは、徳島の南の方の
定置網にかかっていたものらしく、まだ鮮度も抜群で、
死後硬直もしていない(イカっている)状態でした!
こりゃめっちゃええな~ ってことになり、
さっそく私の担当しているお客さんに奨めてみました(^^)/

このアカメ、ほとんど漁獲なんてされないから
味を知っている人はセリ場にはいなかったのですが、
前から「アカメはめったに獲れんけど、食べたらうまい!」
っていう話を聞いたことがあったので、薦めてみたわけです(^^)

でも、そんな希少なサカナですし、ましてやほとんどセリに
かかるようなこともないですから、相場がまったく読めません(滝汗)
とりあえず、適当な値段で上限金額を決め、セリを待つことに。

そうしたところ、、予想もしないような

安い値段

で競り落としちゃったんですよ(ちゅど~んっ!)
たまに出現する、まるで相場の見当も付かない、
「珍しすぎるサカナ」「知らないから価値が分からないサカナ」
っていうのは、往々にしてこういう安い値段で
ラッキーに競り落とせてしまうこともあるんです。

価値を知っている人からしたら「うそ!?」って
感じなんですけどね(苦笑)
サカナの価値っていうのは、それを食べるお客さんが
その価値を知ってないとしょせんは意味がないですからね(^_^;)

ということで、めでたくこの幻のサカナさまは、
私の担当するお客さんがゲットしたのでした(^^)/
このバイヤーさん、小さい頃に読んだ「釣り吉三平」の
中で、主人公が釣り上げた「幻の魚」として、
アカメのことを知っていたんだそうですよ。

このアカメ、大きなモノでは2メートル近くになることもあるとか。
今回ゲットしたのは50センチぐらい、8キロ少々の大きさでした。
スズキといっしょに並んでましたけど、スズキなら
この大きさはまずいないですよね(汗)

このアカメは、とりあえずはお店にある「照らし」と呼ばれる、
氷を敷き詰めたサカナの展示台の上にディスプレイしてから
じっさいにさばいて料理する、とのことでした。

にしても、こんだけ珍しいサカナだと、
確かにお客さんが知ってるのかどうか、っていうのも未知数ですね。
私のようにテレビで放映されてた特集番組で見たとか、
そういう人にはビックリ仰天のサプライズでしょうけどね(^^)

せっかく競り落としてもらったので、
近影を撮影してみました(笑)

akame_1.jpg


近くで見ると、確かにスズキとは明らかに顔が違いますね。
体の感じや色はスズキっぽいんですが、頭の大きさがやたらと小さい。
なんでしょうね、この小顔ぶり(笑)
八頭身美人!! って感じですね~(爆)

このように、目はすでに赤い色を失っていましたが、
眼底がキラキラとキンメダイのように光っているのは、
たしかに夜行性のサカナである証なのかも。

そして、例によってこのサカナはお客さんに大事に
持ち帰られてしまいましたので、
その味を私が試すことはできませんでした(涙)

でもこのアカメの味だけは絶対にあとで
このバイヤーさんに教えてもらわなきゃ! と、
心に決めているたろくんなのでした(*^_^*)
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