FC2ブログ
The link at the date of the calendar is an entry.
地獄のつかい?(汗)
2007-11-23 Fri 10:12
いや~寒いっ!(>_<)
いつまでも暑いのぉ~って、こないだまで
言っていたように思うんですが、
何ですか? この寒さは?

でも、きっとこれが普通の「11月末」の
気温なんでしょうね(苦笑)

すっかり冬衣装でセリ場に立つ市場マンたちに混じり、
ワタシも毎日元気に仕事をしておりますが、
社内にもだいぶ「風邪引きさん」が増えています。
鼻声でティッシュ片手にちーんとやってる姿を
あちらこちらで見かけるようになってきました。

みなさんもどうぞ体調にはご留意下さいね。

さて、昨日はセリをしてるときに、「歩くオサカナ図鑑」の
Hくんが私のところにやってきました。
なんだかすごく嬉しそうという表情です。

あっちにリュウグウノツカイがいますよ!

っていうんですよ。
え? マジで? 近くにいる魚類マン達も驚きの表情。
リュウグウノツカイってみなさんはご存じですか?

この魚、日本近海に棲息しているんですけども、
極端に数も少ないらしく、また深海にしかいないために、
めったに水揚げどころか、目撃されることすらないという
「未知の魚」なんですよ。

また、そんな深海魚が水面近くで捕獲されると
地震などの天変地異が起こる前兆とも言われていて、
市場マン達はリュウグウノツカイが揚がった、なんていうと
必ず「地震が来る!!」と恐れおののくんですよ(^^;)

そんな魚が市場に?
ヤバいっ! こりゃ近いうちに地震が来るっ!!(滝汗)
なんて口々に言いながらも「怖いモノ見たさ」で
そのリュウグウノツカイが置かれているという
冷蔵庫の前に行ったのでした。

その「幻の魚」は普通のスチロール箱に入れられて
置かれていました。
ひと目見て、みな同じことを口にします。


な、なんじゃこりゃ?(汗)


たしかにこれは今までに見たこともない魚です。
私はもちろんのこと、長いこと市場にいる年配の
市場マンたちも、この魚は「見たことがない」と、
口を揃えます。

さて、それではその幻の魚の
画像を公開いたしましょう!(^^)/
こちらですっ!



















sakegashira1.jpg



ね?(汗)
なんだか「ぎょっ!?」ってするような
グロテスクな魚でしょ(^^;)

たしかにこんな魚は今まで見たことがありません。
そんなにも誰も見たことのないほどのレア度なら、
たしかにリュウグウノツカイなのかもしれないのですが、
私がチラッとネットで見たことのあるリュウグウノツカイの
イメージとはちょっと・・・いやだいぶ違うような??

リュウグウノツカイは、もっとこう。。。すらっと
太刀魚みたいにスマートで、やたらと長くて、
頭から妖精のように長い触覚のようなモノを生やしていた、
っていう気がしたんですよ。

そして、リュウグウノツカイ、なんていう名前からも
分かるように、不気味でありながらも、なんとなく
神秘的なイメージを感じさせるような魚だったようが
気がするんです。

ところがコヤツときたら、「神秘的」とはほど遠い、
なんともグロテスクじゃないですか(汗)
神秘的、っていうよりは、もっとストレートに

気持ち悪い

としか表現のしようがないですよ(^^;)

目なんてこの通り、魚のくせに「ネコ目」ですよ(爆)

sakegashira2.jpg


この目、触るとなんだか卵の黄身ぐらいの硬さというか
柔らかさというか、ぷるんぷるんなんですよ(>_<)

顔はすでに皮が剥がれてしまってるかのように
赤くただれてしまってますし、鮮度的にもそんなに
よくないようで、さらに気持ち悪い風体に
なってしまってます。

そこで、先日投入された私の新兵器、iPod touchで
ネットに接続し、ちょこちょこと検索をかけてみました。

そして、やっとのことで判明したこの魚の名前は

サケガシラ

なんだそうです。どのへんがどう鮭に似てるのか?
甚だ疑問なのですが、ネットの記事によると、どうやらこれは
「鮭の頭」っていう名前ではなく、「割け頭」
という名前なのではないか? とのこと。

なるほど、それならナットクです(爆)

でも、不気味な風体なのに、食べてみると実は
オイシイっていう魚はけっこういます。
なので、このサケガシラもひょっとしたらめっちゃうまいかも
知れない!? ってことになり、検索をさらにしてみました、、。

しかし、期待を裏切りこのサケガシラ

水っぽくてまるで美味しくない

んだそうです(>_<)
なので、滅多に水揚げされることがない「珍魚」なのに、
水揚げされても捨てられてしまうだけ、っていう哀しい末路を
辿ってしまう魚のようです(苦笑)

それでも、私の担当するお客さんが「珍しいからお店に並べたい」
と言い出したから大騒ぎ(爆)
魚類マンたちが必死に「やめときって!」とか「食べたらヤバいで!」
などと制止しているにも関わらず、結局買ってしまいました(>_<)

ちなみにこのサケガシラのお値段は・・・

そんな「はしたガネ」取るくらいならいっそタダでくれっ!

っていうようなお値段でした(ちゅど~んっ!)
激安の超レアな珍魚、っていうのも逆に珍しいですよね(笑)

上の写真では、今ひとつ大きさが
分かりにくいかも知れないですよね。
しかもそんなにも安いとなると
余計に分かりにくいですよね(^^;)

でもね・・・このサケガシラっていう魚は
アカマンボウの仲間 だと言えば、
だいたいの大きさを想像いただけるでしょうか?

はい、コヤツ、、異様に大きいんですよ(汗)
折れ曲がった体を真っ直ぐにすると、この通り。

sakegashira3.jpg


左にちらっと写っているものが、
ニンゲンの履いている長靴のつま先だと言えば
だいたいの大きさが想像いただけるのではないかと。

はい、コヤツはゆうに1メートル以上はあるんです(滝汗)
たぶん、1.3メートルぐらい??

なんでも、2.7メートルという大きさまでは
確認されているらしいです(^^;)
アカマンボウの仲間ですからね~
さもありなん、というわけです。

ちなみに、このサケガシラよりも
ちょっとだけマシな扱いを受けるリュウグウノツカイも
どうやらアカマンボウの仲間らしいですね。

しかし、同じ仲間ですけども。。。
かたや「竜宮城からの遣い」なんていう神秘的な
名前をもらって、畏敬ともいえる待遇なのに対して、
こちとら「割け頭」ですよ(爆)

さしずめ竜宮城ならぬ
「閻魔大王の遣い」ってところ?(^^;)

やはりオサカナの世界にあっても、
見た目は大事だってことでしょうか。
あ、それに食べても美味しくない、っていうのも
致命傷ですよね(^^;)

さてさて、これを持ち帰ったお客さん、
実は以前にもアカマンボウを買って帰ったという
ツワモノのお客さんなのですが(^^;)
どうやらこういった「レアもの」が
大好きなご様子。

というか、珍しい魚がいたら
試してみたいっていう探求心溢れた人なんですね。

さてさて、このお客さん・・・。
果たしてこのエンマさまのお遣いを
食べたのでしょうか?(汗)

また今度聞いてみようっと。
。。。ちょっと聞くのが
怖いような気もするんですけどね(^^;)
スポンサーサイト



別窓 | お魚ネタ | コメント:0 | トラックバック:0
| 不定期更新 市場日記 |