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いま一番ホットな漁港の素顔
2008-05-30 Fri 18:14
先日、鳴門の堂ノ浦漁港に行ってきました(^^)
堂ノ浦というと、今年はなにかと注目されている
鳴門の漁港ですよね。

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そう、「うず華鯛」の水揚げされる港として、
また「一本釣り」オンリーでサカナを獲る漁師さんばかりが
丁寧に扱う鳴門産のサカナの評価が近年急激に
クローズアップされているんです。

ほんとにここ1年ほどでこの小さな港がテレビや新聞などで
取り上げられたこと数知れず。
今イチバン注目されている「ホットな徳島の漁港」といっても
過言ではないでしょうね。

それほどまでに注目を集めているこの堂ノ浦港、
私が初めて訪れたのはだいぶ前のことになりますが・・。
全国的にも珍しい「一本釣り」の漁師さんしかいない漁港、
こだわり派の漁師さんの揃った特別な漁港なんだろうと
勝手に想像を膨らませて訪れたその港は・・・

ごく普通の小さな漁港でした(^_^;)
でもその気取らなさに逆に好感を持ったのを今でも覚えています。
一本釣りでサカナを獲り、それを丁寧に活かして持ち帰る。

この漁港にある漁船はすべて小型のもので、乗組員は一人か二人。
そんな小さな船で毎日のように文字通り「潮の渦巻く」鳴門海峡へと
出かけていく。

小さな船で命がけで漁をして、一匹一匹丁寧に水揚げし、
活きのいい良質のサカナを提供してくれる堂ノ浦の漁師さんたち。
厳しい漁をして帰ってきて、手間のかかる作業しているのに、
それを当たり前のこととして、当たり前に毎日繰り返す。

漁港の風景はまさしく、どこにでもあるようなごく普通の
小さな漁港のそれでしかないんですが、そこで水揚げされるサカナたちは
特別の評価を受けている・・・そう考えると、なんとも神々しいような
そんな気持ちになるのでした(^^)

先日訪れたときには、なんでも漁師さん達の講習会が
開かれる日だったとかで、昼過ぎに行ったときにはすでに
漁師さん達は漁から戻ってきてしまってました(^_^;)
静かな港はゆったりと時が流れていて、
なんだかほっとするようなまったりするような。。

防波堤の向こうには島があるんですけども、
この防波堤の向こう側はビックリするぐらいにいつも
潮がもの凄い速さで流れてるんですよ。
鳴門海峡は向かいにある島のまだ向こう側なのに、
この港の外も潮流は速いんですよね。

水のきれいなことでも知られている鳴門海峡に近い、
この堂ノ浦港では、港の中の水もとっても澄んでていて
透明度はものすごく高いですね。
こんなふうに漁船が入ってくるには十分な水深があるんですけども
底がキレイに見えています。

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そしてのんびりと泳ぐ小魚たち(^^)
これが港の中、自分が立っているすぐ下の様子なんですよ(^o^)

堂ノ浦漁港に水揚げされるサカナたちは、「活かし」つまり
まだ生きて泳いでいる状態が基本です。
なので、漁船が横付けする岸壁のすぐ脇には
こんなふうに大きな「活け間」が用意されています。

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この大きなかごの中に獲ってきたサカナを入れて
出荷までの間は泳がせておく、というわけです。

このかごが入っているところはコンクリートの中のように
見えますけども、このコンクリート自体が、いわば岸壁から
海に向かって突き出した「やぐら」みたいなものでして、
足下は海なんですよ。なので、かごの中はまさしく「海の中」
そのもの、というわけ。

普段なら、一艘ずつ漁船が戻ってきては、船内の活け間から
丁寧に釣り上げてきた魚をすくい上げて水揚げ作業が行われます。
ちょうどこんなかんじです。
donoura2.jpg


残念ながら私が訪れた日はすでに漁が終わっていたので
この風景は見ることができませんでした(^_^;)
船着き場の脇では、中央市場の荷受け担当者が
氷ジメにした小魚の選別作業をしているだけでした。。

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もちろん、この魚も翌日のセリにかけられるんですよ(^^)

うず華鯛に湧いた今年の春の鯛シーズンももう終盤。
桜鯛の季節は、桜の季節の終わりとともに店じまいです。
そして、これからは夏の魚、スズキやイサギといった魚の水揚げが
本格化してくるでしょう。

ニンゲンさまの世界でどんな事件があろうとも、
こうして毎年キッチリと季節は流れ、獲れる魚もちゃんと
季節ごとに変化していく。
のんびりとした風情の中、潮風に吹かれながらいろんなことを
考えたりなんかした、そんな穏やかな午後でした(^^)
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