いや~寒い寒い(>_<)
全国的に昨日あたりから急に寒くなりましたね!
徳島でも昨日、今日の気温は「真冬並み」だそうです。
たしかに出勤時の気温、昨日は4℃、今朝は3℃ですもん(^_^;)
そら寒いですよね。。
全国のあちこちで昨日は初雪の便りが聞かれました。
徳島県内も西部の方ではけっこう雪が降ったみたいです。
徳島市内ではさすがに雪は降らなかったですけどね。
さてさて、私も今朝の出勤から服を一枚多く着て出てきました。
これであとは、靴下を厚手のモノに交換したら、私の「冬装備」は
真冬仕様ってことになります。
もう11月なのにあったかいねぇ~ なんて言ってたのがほんとに
嘘みたいです(苦笑)
たしか11月に入った頃って、私はTシャツを着てたような(爆)
そんな寒さ厳しき11月末ですが、今日の徳島の市場には
冬に旬を迎えるこんな魚がいよいよお目見え(^o^)
え? スズキの旬が冬だって?
何を言ってるんだい、なんていうヒトはまだまだですよ(爆)
この魚は確かにスズキですが、タダのスズキではありません。
徳島でコイツは
クラスズキと呼ばれています。標準和名では「ヒラスズキ」というみたいですね。
徳島で通称「クラ」と呼ばれるこのスズキは、普通のスズキとは
ぱっと見はよく似ているんですが、あ、スズキか、と見ていると
あれ? スズキとちょっと違う、って気がつくかと。
ちなみに普通のスズキはこちら。

一番大きな違いは体高、つまり胴体の高さでしょうか。
普通のスズキは体の断面が比較的丸い体型をしていますが、
クラスズキはちょっと楕円形。背中が高いですよね?
ヒラスズキという名前の由来はその体型から来てるんでしょうね。
そしてセリ場の中で一番違ってるのは
色。
どちらかというと普通のスズキが
黄色味がかった銀色なのに対し、
クラスズキはグレーっぽい銀色。
いわゆる
ガンメタリックというような色をしてるんです。
私はこの色の違いでスズキとクラをまずは見分けます。
で、クラかな? と思ったら体型をチェック、って感じですね(^^)
中にはガンメタっぽい色をしたスズキとか、丸っこいクラがいたりもするので
いったいコイツはどっちなんだ? というような魚もいますが、
まぁクラと普通のスズキは比較的見分けやすい種類ですね。
普通のスズキはもう皆さんご存じの通り、夏の白身の代表格ですよね。
というわけで旬は夏です(^^)
スズキのあらいなんていうと、涼味溢れる夏の味って感じですもんね~(^^)
で、いっぽうのクラスズキはというと、冬が旬のスズキなのです。
ちょうどスズキの正反対。
私はこのクラスズキ、知人からは
「同じ種類のスズキだけど住む場所で体型まで違ってくるのがクラ」だと教わったんです。
つまり、クラと普通のスズキは同じスズキだと。
でもこれ、明らかに間違いです(^_^;)
スズキとクラスズキは種類が違います。
そして、住んでいる場所も違います。
普通のスズキは汽水域や河口付近などにいますが、
クラスズキはもっと海のほう、あるいは磯のほうに住んでいます。
そして、旬もまるっきり逆なんですよね。
ちょうど市場では夏の魚であるスズキが減ってきて、
そろそろセリ場では見かけなくなるかな? っていうようなタイミングで
今度はクラスズキがセリ場にお目見えしてくる、っていう感じ。
ほんとに正反対なのです。
身質もやっぱりだいぶ違ってて、飴色でほんのりと独特の香りのある
スズキとは違って、クラスズキはタイやイサギに近い感じです。
そして、甘みがあってめっちゃウマい!(^o^)
・・・んだそうです。。。
だってまだ私、クラって食べたことないんだもん(T_T)
まぁそれはともかく、クラっていうのはスズキによく似た姿だけど、
身質も全然違ってて、スズキよりもうまみが強くておいしい魚なんだそうです。
そしてなによりも、クラっていうとやっぱり冬の魚だからでしょうか、
よく肥えていて、見るからにキレイでオイシそうな魚体の魚ばかりなんです。
ヒレの感じなんかも普通のスズキよりも丸っこくて、全体的に
柔らかな印象。
でも顔つきは精悍ですよね! 肩が盛り上がっているからか、
すっと鼻先が伸びているようにも見えて、凛々しい顔つきとでも申しましょうか。
今年はちょっと穫れ始める時期が遅れているような
そんな気もしますが、でもちゃんと冬シーズンの到来とともに
ちゃーんと市場にこうしてやってきてくれた「冬の白身」であるクラ。
いよいよ徳島の冬も本番です(^^)/
そうそう、夏と冬、旬が逆と言えば!
ウニもそうなんですよね。
徳島の地うにというと、旬はなんといっても夏なんです。
夏には大きくて甘い、うまみ抜群で濃厚な味わいの徳島の地ウニ、
冬場はいまいちぱっとしないんですよね(^_^;)
それに対して、こちらのウニは・・・・

まさしく
「今が旬だよ!」とばがりに
甘みが増して、まろやかさも増して、ついでにお値段も増して(>_<)
抜群においしくなるのが北海道のウニですね(^^)
一般的にウニっていうと本場は北海道などの寒い海と言われてますよね。
でも、そんな北海のウニに負けず劣らずウマいのが徳島の地ウニ。
(というか、私は徳島の地ウニは一番うまいと思ってますけどね)
この徳島の地ウニの旬は真夏なんですよね(^o^)
まぁこれも、ウニの種類が違うと言ってしまえばそれまでですが、
それにしてもフシギですよね、スズキにしてもウニにしても、
同じ種類の魚介類なのに、旬がまるっきり逆なんですから。
ってなわけで、おいしい旬の頃というと、たくさん獲れてお値段も手頃、
という魚も多いですが、クラスズキも北海ウニも、旬とはいえ漁獲量は
限られているんですよね。
なので、これらは旬を迎えると逆にお値段が高くなってしまうのも
ひとつの特長かも知れません。
旬を迎えると爆発的に漁獲量が増えて相場の下がるサンマやカツオとは
対照的ですね。
徳島の地ウニを愛するこの私なのですが、
今日はこの高級な北海道のウニをゲット!!
・・・したいのはヤマヤマなのですが(爆)、ちょっとやっぱり高いので
今日は火曜日のセリで私が買って、一部が店前に残っていた
ロシア産のウニを買って帰ることにしました(^_^;)
ロシア産のウニも冬場が旬のようで、今は甘くてけっこうイケるんです(^^)
まだ自分で買ってロシアのウニを本格的に食べたことがないので、
勉強のためにも実際に食べてみようかというわけでして(苦笑)
もちろん、まだ北海道のウニも食べたことはないんですけども(涙)
とりあえずはロシアうにからお勉強です(^_^;)
勉強のためですよ、ええもちろん(汗)
決して自分が「そろそろウニ丼でも食いたいな~」なんて
思ったからじゃないですよぉ~(爆)
と、い・う・わ・け・で。
今日はそろそろ帰ろうかな、と。
今日買った
ロシアのウニと、
イクラを忘れずに
持って帰らなきゃ(爆)(爆)
はやく夕ご飯食べたいぃ~♪(*^_^*)
それでは失礼いたします(笑)