FC2ブログ
The link at the date of the calendar is an entry.
氷見にだって負けてません!
2008-12-06 Sat 22:15
いや~寒いっ!(>_<) 
ホント急に寒くなっちゃいましたね。
昨日は出勤時の気温がなんと! 19℃もあったんですよ(汗)
マイカーに乗り込んで、車外温度計を見たときは「はぁ?」って
思ったのですが、その後、雨が降ってきだすと気温はみるみる急降下。
昼間のほうがよっぽど寒かったんですけども、
今朝の出勤時の気温はなんと 3℃(笑)
・・・たった1日、24時間で気温の差が16℃ってどうですのん!?
体がついていきませんよね(^_^;)

さてさて、そんな今日この頃の徳島中央市場ですけども、
先日は九州のほうからブリが大量に入荷しておりました。
年末に天然のブリが入荷するというと、お決まりなのはやっぱり
日本海側の寒ブリ、ってことになりますよね。
その代表格が氷見の寒ブリなわけですけども、今年はどういうわけか
徳島にはまるっきり氷見ブリはやってきません(涙)

あんまり水揚げされていないのか、はたまた相場が高すぎて
徳島まで回ってこないのかは分かりませんが、今年はまるで
その姿を見せてくれませんね。。
例年だと11月のうちに一度は入荷があるものなのですが。。

そんな中で入荷した九州のブリ。
なんでも、九州のほうで天然のブリが一気に大量水揚げしたらしく、
かなりの量が徳島にも入荷した、ってことらしいのですが。。

でも我々市場マンからしたら、冬のブリは日本海の北の方のもの、
っていう先入観ができあがってしまってるんですよね(^_^;)
脂が乗っててうまいブリは、最南端でも京都の舞鶴あたりで
水揚げされるもので、それよりも南で揚がるブリは脂のノリが
イマイチであんまりおいしくない、っていうふうに思いこんでるような
フシがあるんですよ。

そんなわけで、誰しもあまり注目はしてなくて、
事前の入荷情報でも相場はそれほど高くなく、ワタシもまるっきり
スルーしてたんですよね、正直なところ(苦笑)
なので、今回はセリ場に並ぶ大量の天然ブリの画像がありません(爆)

しかしよくよく見てみると、セリ場に並んでいるブリは
どれも10キロオーバーの立派な体格をしてるんですよね。
そして、箱に入っている姿も、オナカがでっぷりと張り出していて、
なんだか日本海の北の方で水揚げされる寒ブリのような貫禄。
これはそこそこイケるんじゃないか? っていうぐらいには思ってたんです。

さてさて、セリが始まってみると、案の定この天然ぶりのセリ値は
かなり安めです。
養殖のブリよりも安値になってきたところで、
ウチのセリ人が買いに入りました(^^)
もともと徳島魚類は天然ぶりっていうと買わずにはいられないという
そんなクセがあるんですよね(笑)
セリで手を出し、競り落とし始めたな~って思いながら見ていると、
あれよあれよという間に、なんと!
ほとんど全部のブリを競り落としてしまいました(爆)

セリ場から店前に運ばれてきたこのブリを並べていくと。。。
店前はとんでもない状態に(^_^;)
並びきれなくて台車に乗せたままのブリまで出てくる始末(汗)
さすがにこんだけ売れないんじゃないか?
ましてや九州のブリだしなぁ~ と思ってたんですね。

我々セリ人がそうであるように、市場に買い物にやってくる
お客さん達からしても、この時期の九州のブリにはそんなに
思い入れがあるわけではなく「安いしちょっと買ってみるか」
というぐらいのもの。
こりゃ明らかに買いすぎだよ~って思ってました。。。

このまま並べていても売れないだろうし、お得意さんに
このブリをよく見てもらうためにってことで、
一本のブリをおろしてみることに。

マグロチームのまな板に持っていって、10キロアップの立派な
ブリを一本、開いてもらいました。
そうしたら・・・

ええっ!?(滝汗)

と、その場に居合わせた誰もが目を疑うような光景が!
おろしたブリ、なんと

もの凄い脂のノリ


なんですよ(^o^)
こんなに脂が乗っててウマそうな天然ぶりがこの値段!?
しかも九州で水揚げされたって??

こういうことはワタシの経験上、今までにはありませんよ。
いったいどういうことだろう??
でも確かに、この天然ぶりは脂ノリノリです。

腹のほうに脂があるのは当然ですが、なんと!
背のほうにまで脂のサシがバッチリとシッポの方まで
入ってるんですよね(汗)
本家の氷見ブリや、もっと北方で水揚げされる、寒い海に
棲んでいる天然ぶりでもなかなかここまで見事に脂の乗った
ものはいないんじゃないか? というほどなのです。


さっそくこのおろしたブリを店前に展示し、お客さんに
売り込みを開始しました(^o^)
なんせこんなにも脂が見事に乗った10キロアップの天然ぶりが
「なんじゃこれ?」というような値段なんです。
そらもう、瞬くウチにかなりの本数が売れていきました(^^)

結局、セリが終わってみたら数十本の巨大な天然ぶりたちが
きれいさっぱり売れてしまいました(*^_^*)
というか、本数が足りないぐらいで欲しかったのに買えなかった、
なんていうお客さんまで現れる始末(苦笑)

翌日も同じようにたくさんの天然ぶりが入荷したのですが
またしても徳島魚類がこの天然ぶりをほとんどセリ落としました(^^)
そしてこれも見事に完売しちゃったんですよ(笑)

そんな中、片身だけ欲しいというお客さんがいて、片身を
販売したんですが、結局残りの片身が余ってしまったんですね(^_^;)
この片身をストッカーに放り込んだのはよかったんですが、
その存在をすっかりと忘れてしまい(爆)
気がついたら翌日のセリの時間になっていました(苦笑)

このブリ、翌日の店前に並べたんですが。。。氷から出してみると
すっかりと断面が変色してしまっていて、血合いの色なんて
見事に真っ黒け(滝汗)
あちゃ~ やっぱり切ってしまうと色飛びが早いなぁ~(>_<) と、
うなだれてしまいました。。
こりゃなんともみすぼらしくて、売るに売れんな~ってことで、
社員たちで分けることにしたんですよ。

仕事が終わってから、すっかりと変色してしまった天然ぶりの片身を
小分けすることに。
血合いの色は変色してしまってるけれど、たぶんまだ刺身で
食べられるんじゃないか? と、断面部分を薄く剥がしてみることに。

そうすると。。。おおおお~(^o^)
少しだけ身をめくると、そこには見事なまでにキレイな身が!!
こりゃ全然大丈夫だわ! 刺身で食べないともったいない!
というような状態だったんです(*^_^*)

我が家には食べ盛りの子供が3人、それにワタシと嫁さんの5人家族。
せっかくなので、背の身と腹の身の両方、大きめに切り分けた部分を
もらって帰りました。

帰宅時間が遅かったので、すでに子供達も嫁さんも
夕飯を済ませていたのですが、なにせブリの刺身、とりわけ
天然ブリの刺身が大好物の我が家の子供達です、ブリの刺身があるぞ、
とひと声かけると、夕飯をおなかいっぱい食べたはずなのに、
3人とも箸を構えて食卓に集まってきました(笑)

・・・ほんと、小さな頃に氷見だ余市だとおいしい寒ブリを
食べさせてしまうとこういう舌の肥えた子供に
なってしまうんですね(苦笑)

嫁さんが切り分けてくれた九州の天然ぶりの刺身、
おろすとめちゃくちゃ量がありました(滝汗)

tenburi1.jpg

いくらなんでも夕飯の終わった子供達+嫁さん、それにワタシだけでは
こんだけの量のブリは食べきれんなぁ~と思ったんですが・・・
はい、思ったんですけどね・・・

子供たちときたら、迷うことなくまずは白い腹の身のほうに
一斉に箸を伸ばします(苦笑)
そして、ひと口食べるなり。。

うわ~っ! メッチャうまい!!

と、大歓声(^o^)
なになに!?  コイツらがそんなにも騒ぐほどにウマいのか??
なんせ子供達は値打ちモノだとか値段が高いとか、レアものだとか、
そういう「オトナの価値観」には無縁のところ、つまりは
「おいしいのか、それともおいしくないのか」という、その一点のみで
食べたり食べなかったりする生き物ですからね。
そんな彼らがウマい! と絶賛するんですから、
こりゃオイシくないわけがない!

さっそくワタシもいただくことにしました(^^)
ひとくち食べて・・・

ほわ~(*^_^*)

こ~りゃ確かにめっちゃウマいわ(^o^)
なんとも絶妙な脂のノリ、しかも上質で甘い、
なんとも言えない上品な口当たり、スジが当たることもなく、
口の中でほろほろと溶けていくかのようで、
まるで食感も味も、高価な大トロを食べているかのよう。。。
うっとりしていると、子供の一人がこんなことを言い出しました。

このブリって、マグロみたい!(^^)

おお! やっぱりそうなんだ! ワタシの感じたことは
どうやら間違いないようです。
大トロのような味のする、抜群においしい天然ぶり、これは
久々の大ヒットです!(^^)/
せっかくですので、もうちょっと拡大した画像も(笑)

tenburi2.jpg

どうです? この見事なサシの入り具合(*^_^*)
またーりとしてスジばったところがなく、口の中で
ほのかに溶けていくかのようなこの味!!

決して日本海北方で水揚げされる寒ブリに負けていません!
これであの値段・・・そりゃ売れないわけないわ(^^)
と、再確認してしまいましたよ(笑)

そして今日・・・。数日前に最後のブリを片身だけ買って帰った
ある和食店の若い大将と店前で話をしました。
あのブリ、うまかったでしょ? と聞くと・・・

めちゃくちゃ良かったわ~!!

と、大満足の様子でした(^^)
でも、不満な点もあったようです。。。というのは

あんだけウマいんやったら、あと2本ぐらい買っとくべきだったわ。

だそうです(^_^;)

しかし返す返すもフシギなんですよね。
なんでこの時期に九州でこんなにも脂の乗ったブリが大量に
水揚げされたのか?
このブリはどこから来たのでしょう??
やっぱり北方の海から南下してきたのかな??

あんまりそういう話は聞かないのですが
果たしてそうなのかな??(^_^;)

昨日も今日も、「またあの天然ぶり、入らないかな?」と
期待していたのですが・・・まるっきり入荷はなし(涙)
結局徳島に入荷したのは2日間だけでした(T_T)

う~ん、一発だけ大量に水揚げがあって、あとは
もう揚がっていないのか、それともせっかく徳島まで
持ち込んだのに、セリ値が安すぎてよその市場に
回ってしまったのか、そのへんも定かではないのですが、
結局、あのブリは続けては来てくれませんでした・・・。

また年末までに、いや、年末ギリギリぐらいのタイミングで
また入ってくれたらなぁ~
年明けの祝い膳に食べるブリは極上の天然ぶりで、
ってことにもなるんだけどね~(笑)

さてさて、どうなりますやら。
スポンサーサイト



別窓 | お魚ネタ | コメント:0 | トラックバック:0
| 不定期更新 市場日記 |