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2008-12-19 Fri 17:00
なんだかんだともう年末ですよ(汗)
ここ数年、毎年のことなんですけども
なんだか「年末だあ!」っていう盛り上がりだとか
緊張感がないまま、お魚も少ないままで年末を迎えてしまう、
っていうことが多くて、なんだかなぁ~という感じです(^_^;)

とはいえ、もうクリスマスまでのカウントダウンが聞こえてくる
今ぐらいの時期になると、さすがに年末だなぁ~ っていう
一種独特の雰囲気が少しずつ、市場の中にも漂い始めましたね(^^)

とにかく魚市場っていうのは、年末が一番のかき入れ時。
ここで売上がないと、それこそ年が越せませんっていうぐらい。
お魚の相場も「これで年末なの??」というかんじで
全然普段と変わらないっていうふうだったのが、
やはりというか、お正月関連の商材は相場も上がり始めました。

我々市場マンが一番「いよいよ年末だなぁ~」と感じるのは
こうした年末商材の相場の上がり具合ももちろんですが、
年末ギリギリの時期にお客さんに買ってもらう魚など、
いろいろな商材の予約注文の準備作業が始まるってことでしょうね。

だいたい毎年、徳島の魚市場は年内最終の開市日が12月30日。
12月31日から休業ということになるんですけども、
実は・・・この年内最終日である12月30日っていうのは
セリがないんです(^_^;)
年末ギリギリになると、遠隔地から送られてくるいろいろな商品も
ストップしてしまうんです。
この12月30日に向けて、市場に入ってくる魚などの商品は
徐々に減っていく、というわけなのです。

市場では、セリの他にも「相対取引」といって、
セリを介さずに直接、相対価格という相場価格で
商品を取引するというやり方があります。

セリでその時々の取引状況に即した、適正な相場価格で
商品の売買を行うことが市場の大事な機能ですが、
その一方で、「この商品は確実に買いたい」ということも
あるわけですよね。
そういう場合には、セリ値とは別に、相対価格という別の
相場価格で商品を直接荷受けさんから購入することが
できるんですね。

これから年末が近づくにつれ、市場で買い物をするお客さんは
年末向けの商品をできるだけ確実に押さえたい、というふうに
なってきますから、この相対取引のウェートが増えてきます。
同時にセリに並ぶ魚も徐々に少なくなってきますから、
年末押し迫った時期の市場での取引は、相対取引の割合が
増えてくる時期でもあるのです。

だいたいの相対商品の最終入荷日は12月29日。
商品によってはそれよりも早い最終入荷日が設定されている
こともありますので、仲卸の市場マンたちは、
お客さんのリクエストと、これら相対商品の最終入荷日、
そして相場価格を睨みながら、「どのタイミングでどれだけ買うか」
という組み立てをしなければ、確実にお客さんのリクエスト通りの
商品を揃えることができなくなる、というわけ。

そのためにたくさんのお客さんそれぞれ個別に、
年末の何日にどんな魚をどれだけ必要か、ということを
事前に発注してもらうための準備をするんですね。
この作業が実に煩雑で、時間のかかる作業なんです(>_<)

ふだんはセリ場を所狭しと走り回って魚を扱っている魚類マンたちも
この時ばかりは机にかじりつき、それぞれの担当するお客さんの
注文聞きの準備作業にかかりきりになります。

この作業をきっちりしておかないと、お客さんが必要とする魚や
商品が、必要な日に揃わない、ということになってしまいますからね。

いつもよりもだいぶ退社時間が遅くなる市場マンたち、
これから年末に向けては日曜日も臨時開市日が設定されていたりして
ゆっくりとする時間もなくなってきて、体力勝負の期間となります(苦笑)
この激務の時期を無事に乗り切らないと、市場マン達は
お正月をゆっくりと迎えられない、というわけ(^_^;)

まだそんな激多忙モードまでには少し時間がある12月中旬のある日、
徳島魚類のあの魚が入荷しました(^o^)
今やテレビでしょっちゅう放映されて、ブランド魚の中でも
一番有名なんじゃないかっていうぐらいの存在になったこの魚。
デカくて高くて、そしてもちろんとびきりウマいこの魚。
それはコイツ!

ohma1.jpg

ドーン! という堂々の存在感、札がひっついてますけども、
コイツはあの有名な・・・

大間の本マグロ

っていうヤツですよ(*^_^*)
青森県と北海道の間、津軽海峡で冬の間に獲れる、脂の乗った天然の
国産本マグロの最高峰、それが大間のマグロ。

うちのお客さんが「どうしても大間のマグロがほしい」ということで
はるばる築地市場のほうから取り寄せたのがこの本マグロなのですが。。。

どうです、この威風堂々のすばらしい身!
これでシブイチの1/6、つまりは本マグロ一本分の24分の1の身なんです。
シブイチっていうのは、マグロを背骨から左右二つに切り分けた1/2尾分の
身を背中側と腹側にさらに半分に切り分けた、つまり
もともとのマグロの1/4の身のこと。
本マグロの場合はこのシブイチの身でも、「シブイチのハラ」つまり、
お腹のほうの1/4の身が特に「トロ」として一番値段が高くなるわけ。
このシブイチのハラでも、頭に近いほうが脂のノリがさらにいいので、
このシブイチハラでも前のほうなのか、それともシッポに近い後ろのほうの
身なのかで、これまた値段がこまかく違うんですよ。

さてこの写真の身はというと、シブイチハラをさらに6つに切り分けた、
比較的前の方・・つまり、かなり脂の乗ったいい部分になるようです。
もともとのマグロの大きさは・・・250キロオーバーというから
かなりの大きさですよね(滝汗)

今回、この大間のマグロを注文したお客さん、お店を予約した
特別なお客さんのためのメニューに使うためにどうやらこの
スペシャルなマグロをオーダーしたようなんですが・・・
この1/24の大間のトロを3つ、つまり合計で1/8匹分のトロを
買って帰られたんですが・・・そのお値段たるや!

普通の量販店向けの荷物の量に換算して

2トン車フル積載 1車分

ぐらいになってしまうのです(滝汗)
いくら大きなマグロの身とはいえ、マグロ1/8尾分、たった3つの
マグロの塊で、中型トラック一台分のお値段。。。
やっぱり本マグロっていうのは恐ろしいですね(>_<)

では最後に、この恐ろしいまでに神々しいお値段の大間のマグロ、
めったに徳島の市場で拝むことができない貴重品ですから、
もっと近寄って見てみることにしましょうか(笑)

ohma2.jpg

どうです? このきめの細かいサシ(脂のスジ)
これだけ霜降りのマグロの身、もうここまで来ると霜降り牛肉と
区別が付かないほどじゃないですか(汗)
ん~ 実にウマそう!!(>_<)

食べてみたいなぁ~(よだれ)
悔しいからこの霜降りトロの拡大写真、パソコンの壁紙にでも
しておこうかしらん(笑)
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