ひえ~ 寒い寒い寒いっ!(>_<)
大寒を過ぎたばかりの徳島県地方、全国的な寒波の
まっただ中でめちゃくちゃ寒いです~(涙)
今朝は久しぶりに最低気温予想も氷点下となり、
明日の朝はさらに冷え込む予想になってますね・・。
明日は私、当番で出社の予定なのですが・・・覚悟要りそう(^_^;)
さて、今週の徳島中央市場はというと、お魚の入荷がさっぱり(ため息)
こんな寒波の影響ももちろんですが、風の強い日も多く、
魚の入荷が「けっこう多いかな?」と思えたのは一日だけでした。
その日にしても、ほかの季節なら「今日はちょっと少なめ?」ぐらいの
量しか入ってきてなかったように思えます。

もちろん毎年、今ぐらいの時期には魚の入荷は少なめなんですけども、
今年は魚だけじゃなく、お客さんの入りもさらに少ないような気が・・。
いざなぎ景気を越えたと言われていた、昨年までの好景気なんて
まったく実感できなかったのに、アメリカに端を発する世界同時不況による
不景気の波は、こんなにすぐにでも実感できてしまうんですから
なんともやりきれないものです(ため息)
全般的に入荷の少ない今の市場の中で、ちょっとした話題になっているのが
こちらのオサカナくん。

はい、これは言わずと知れたカツオですよね。
カツオといえば市場には無くてはならない季節モノのお魚ではありますが。。
なぜこれは話題なのかというと・・・。
なぜ今、カツオが入荷してくるの??ってことですよね。カツオといえば誰でも知ってるように
初がつおと
戻りガツオってのが定番です。
春になると日本の南の海から黒潮に乗って北上してくる頃に
初がつお、
そして秋になって北の海でたっぷりと餌を食べて肥えた脂ノリノリで
南下してくる
戻りガツオという二つの旬があるのもご承知の通り。
カツオっていうとメジャーな魚でもありますし、
今では冷凍保存された「カツオのたたき」なんてのがけっこうおいしくて
それこそ一年中食べられますから、最近ではあんまり季節感がないっていう
面もあるんですけども、本来なら水揚げが本格的になる時期っていうのは
もうちょっと先、春先にならないとダメなはずなんですけども、
今年はどういうわけかお正月が明けてから早くも毎日のように
水揚げがあるんですよね(^_^;)
それも、このカツオは地元・徳島の近海で捕れた「近海物」。
珍しいよなぁ~ なんて思ってたら・・・これが毎日のように
水揚げがあるんですよね(汗)
そしてまた・・このカツオ、旬から外れた時期のものだから
あんまりおいしくないのかと思いきや・・・食べた人によると
脂ノリノリのもちもちでバリうま!!(*^_^*)っていうじゃないですか(滝汗)
ま、マジですか?(>_<) ま、まだ食べてないよぉ~(涙)
しかしいったいこのカツオ、何なんでしょう??
初がつおにしてはあまりにも早すぎる気がするし、
かといって戻りガツオのシーズンはとうに終わっています。
でも徳島近海では毎日のように水揚げされるカツオ・・・。
しかも脂が乗ってておいしいときたもんだ。
魚に詳しいうちの活魚担当に聞いても、
「なんだろうなぁ??」と首をかしげています(^_^;)
ひょっとしたら「いつき」のカツオ、つまりは回遊せずに
特定の海域に居着いてしまったカツオではないか? というんです。
確かにカツオ以外でも、回遊魚なのに回遊せず、
気に入った海域に居着いてしまう魚ってのは普通に存在します。
そしてこういう「いつき」の魚っていうのは、あんまり広範囲に
泳ぎ回らないで餌をたくさん食べているので、よく肥えていて
おいしい、っていうことが多いんですよね。
ひょっとしたら今徳島で揚がっているカツオもこの類なのかも?
でもなんで居着いちゃったんでしょうね?
普通なら回遊していなくなっちゃうのに、今年はずっと居座っている、
っていうのは、やはりなんらかの理由があると思うんですけども。
やはり近年よく言われている「地球温暖化」だとか「海水温の上昇」だとか
そういったファクターが関係しているのかも知れません。
そんなふうに思ったら、あんまり喜んでる場合でもないですよね(苦笑)
ただこのカツオくん、並んでいるカツオが全部脂ノリノリで美味しいのかと
いうと、そうでもないようで(^_^;)
けっこう「当たり外れ」が激しいのも特徴なんだそうで。
アタリを引くとめっちゃ美味しいんですが、ハズレだとたいしたことない、と。
それもまた珍しい現象ですけどね。
どちらにしても、ずっとこのまま水揚げが続くとも思えませんし、
今だけの現象だとは思いますから、季節外れの美味しいカツオを
食べるなら、今がチャンス!(^^)
徳島地物の激ウマかつお、機会があればぜひどうぞ!(^^)/