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水揚げの見学に行きました
2010-03-04 Thu 09:54
ひな祭りも終わって、
スポット的にハマグリの売れるイベントも終了。
相変わらずオサカナの入荷が少ない木曜日の徳島中央市場です。。
なかなかいいお天気が長続きしてくれない日が多いですね。

もともと寒い時期っていうのはオサカナの水揚げは
少ないことが多いので、だいたいヒマなことが多いんですが
それにしても今期の冬はほんとにサカナが少ないです(涙)
これではマジに商売あがったりなんですけどねぇ(ため息)
・・なんてこと、去年の冬にも言ってたような気もしますが(苦笑)

まぁヒマだヒマだとぼーっとしてても仕方がないですし、
暇な時期には日頃行けないようなところにお出かけ♪
ってのが徳島魚類の流儀(笑)
そんなわけで、この日はお客さんである某スーパーの
担当者さん達に同行して県南の由岐漁港に行ってきました(^^)

yuki_1.jpg

訪ねた日はとっても天気も良くて、けっこうあったかいいい日和。
お目当ての底曳き船が帰港するのが夕方だということで、
それに合わせて由岐漁港に17時前ぐらいに到着して、
お目当ての漁船が帰ってくるのを待ち構えます。

今回、入船&サカナの水揚げの様子を見学させてもらったのは
「芳美丸」という中型の底曳き船(^o^)
県南エリアでは随一の大型の船で、夏場を除くシーズンに
紀伊水道をメインに出漁していろんなオサカナを穫ってきます。

2艘曳きといって、大きな網を二艘の船で引っ張る方式で
漁をするため、芳美丸という船には「第一芳美丸」
「第二芳美丸」の二艘の芳美丸があるんですよ(^^)
徳島中央市場では芳美丸っていうのは名の知れた有名な
船なんですけども、この船が実は二艘あるっていうのは
意外と知られていないことだったりします。

通常、こうした大きな網を引っ張ってサカナを獲る漁法だと
網の中に入ったサカナが引っ張られたり押されたりして
身質の鮮度が落ちてしまうことが多いのですが、
この芳美丸は比較的小さな網を使っており、
またできるだけ網に入ったサカナに負担がかからないように
工夫した漁獲法を使っているために、網捕りのサカナと
思えないぐらいに鮮度も身質もいい状態でサカナを
出荷してくるってことで非常に評価が高いんですよ(^^)

通常、大型の底曳き船などだとイッキに大きな網で
サカナを一網打尽にして、長時間の漁をしてから
まとめて港にサカナを降ろすことが多いわけですけど、
この芳美丸は早朝に出漁して、半日の操業で夕方には
帰港、というパターンなので、鮮度は申し分ありませんし、
身質もいいとなれば人気があるのは言わずもがなですよね。

さてさて、そんな説明をスーパー担当者さんたちにしてるうちに
芳美丸が帰ってきました(^o^)

yoshimi_1.jpg

・・・が、戻ってきたのは一艘だけです(汗)
あ、あれ? って感じなんですけども・・実はこれが通常パターン。
というのも、2艘ある芳美丸はそれぞれに役割分担があって
第一芳美丸は網の先端を持って先に走り、網を広げていく
というのがメインの船で、第二芳美丸が実際に網を巻き上げて
サカナを船内に取り込んで戻ってくる、というわけなのです。

しかも第一芳美丸は最近新調された船なので
エンジンも強力でスピードが出るそうな。
さらには帰りっていうのは第二芳美丸のオナカには
たくさんのサカナたちが収まってますから重たいですし、
余計に漁場から戻ってくるのに時間的な差ができる、
というわけ(^_^;)

第一芳美丸が戻ってきてからさらに30分ほどして
オサカナを満載した第二芳美丸が戻ってきました(^^)/
第二芳美丸の頭上にはたくさんの海鳥が(^^)

yoshimi_2.jpg

やっぱりサカナを一杯載せているっていうのは鳥たちにも
わかるんですね~。
第一芳美丸が戻ってきたときには海鳥なんていなかったのに
その差は歴然です。

第一芳美丸は戻ってくるとすぐに岸壁にオシリを向けて
係留されてハイおしまい、ですけども
サカナを載せている第二芳美丸は荷下ろし作業があるので
まず岸壁に左舷をくっつけて係留されます。

それから怒濤の荷下ろし作業開始です(^^)/

yoshimi_3.jpg

この日はキンメダイが大漁(^^)/(^^)/(^^)/
ここ数日ほど、芳美丸はキンメダイの大漁に湧いてまして、
出漁した日は毎回のようにキンメダイを
たくさん穫ってきてるんですよ。

この日もメインはキンメダイで、そのほかにも
メッキアジ、レンコダイその他諸々のオサカナをいっぱい
載せて戻ってきました(^^)

もちろん、何が穫れるのかは行き当たりばったりという
わけではなくて、船長さんの勘やその日の天候その他の
いろいろな条件を勘案して、その日狙うメインのサカナを
決めて、そのサカナがいそうな場所に出かけていくんだそうです。

当然ですけどもアテが外れてスカを喰らうこともあるそうですけど、
芳美丸の船長さんはこのへんの勘所が実にいいらしく、
狙った獲物をしっかりと水揚げしてくるんだそうですよ(^o^)

そして装備などにも投資をして、サカナが穫れる環境を
整備することにも余念がない、先進的な人なんです(^^)
老齢化の進む徳島の水産業界では漁師さんも高齢化の
波をモロに受けているんですが、この芳美丸の乗組員さんたちは
若い人たちが多いんですよ。
これも船長さんの人徳によるところが大きいらしく、
漁師さんとして食べていけるように、次代を担う若者が
きちんと漁師として定着できるように、ということを常に考えている、
それが芳美丸の船長さんなんだと。
そんなふうなことを伺ったんですよね(^^)

そんな船長さんが指揮を執る芳美丸の水揚げ作業、
実にてきぱきとしていて雰囲気も明るく、
見ていても実に気持ちのいい現場でしたよ(^o^)

yoshimi_4.jpg

船が帰港する前から岸壁で水揚げと仕分けの準備をしていた
婦人部のみなさん、そして漁から帰ってきた若い船員さん達、
そして・・船長さんもいっしょになっての仕分け作業が進みます。

漁場から帰ってくる途中の船上でもサカナの仕分けをしつつ
船を進めてきているので、魚種別になった箱を陸揚げし、
さらにこれを大きさ別に分けてカゴに入れていきます。

しかるのちに、大きさの揃ったサカナたちを基本的には
3キロずつ、スチロール箱に並べてパーチをして氷入れ。

yoshimi_5.jpg

こうしてできあがった箱をどんどんとパレットの上に
積み上げていきます・・・。
延々とこの作業を続けて、だいたい帰港から2~3時間ぐらいの
作業で仕分け作業が完了、っていう感じです(^^)

この日水揚げされたばかりの鮮度抜群のキンメちゃんたち。

yoshimi_6.jpg

カメラのストロボを点けると、こんなふうに
目がキラキラと光ります♪ いや~ いい感じですね~(^o^)

仕分け作業を見学させてもらったお礼を言って、
すっかりと暗くなった由岐港をあとにしたのでした・・・。

漁師さん達も陸の婦人部のおばちゃん達も、
ほんとに皆さん気さくでいい人たちばっかり(^^)
突然にやってきたよそ者たちに話しかけてくれて、
作業をしながらのオサカナ談義♪
ホントに楽しいひとときでしたよ(^o^)

我々市場の仲買っていうと、ふだんはあんまり市場の中から
でないことが多くて、自分たちの売っている魚を
穫ってきてくれる漁師さん達と直接話をする機会って
意外とないんですよね。

でも、自分たちの売っている魚を穫ってきてくれる同業者として
それ以前に、同じ水産業界に身を置き、
徳島の魚に関わって仕事をしているパートナーとして、
こんな風に気さくにいろんな話ができるのっていいよな~
なんて思いながら帰ってきたのでした(^^)

我々徳島魚類って、普通の仲買という業種からしたら
より広い行動範囲で徳島の魚に関わっていて、
日常的に県内のいろんな浜に入って漁師さん達と
普段から話をしてて、良好な協力関係を築いているんですが、
そういうことって普段は当たり前のように思ってますが、
実はとっても大事でかけがえのないことなんだよな、
なんて思えますよね(^o^)

そうした浜や漁港とのつながりは主に活魚部の面々が
担当しているんですけども、ワタシももっともっと、
漁港や浜を回っていろんな漁師さん達と話をしたいな、
なんてそんなふうに思えた、今回の見学ツアーなのでした(^^)

さ~て、次はどこの港に行ってみようかな?? (^^)/

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