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省エネ&長寿命!
2011-09-09 Fri 16:01
台風が過ぎ去って、急に涼しい風が吹くようになった
今週の徳島市です。
こないだまでの暑さはなんだったの? というぐらいに
暑い夏が長かっただけに、ちょっと季節も急ぎ足??

セリ場には早くもアンキモや白子といった冬の食材も
初物が並び始めていますよ(^^)

そんな昨日の夕方、セリ場になにやら大きなハシゴと
工事関係者さんとおぼしき一団の姿が。。

led1.jpg

何をしてるのかと思って近づいてみると・・・
何やら地面の光り方が妙な具合になってることに気がつきまして。

あれ? 天井に穴でも開いた? やたらとスポット的に明るく
なってる部分がありますよね? なんだろう??
あ! ひょっとして!?

と、見上げてみると・・・

led2.jpg

やっぱり(^^)
そういうことなんですな~。
って、皆さんはおわかりになりますか?
画像に写っているセリ場の電球・・・右と左で
ちょっと様子が違いますよね?

右の列は従来からの電球(450wだそうな)で、
左の列の電球は今流行りつつあるLED電球なんですよ。

そう言われてみると、なるほど光り方が違ってますよね。
このLED電球、ソケットは従来からの電球のものをそのまま使える
っていうタイプのものだそうで、取り替えるだけで
消費電力は60Wに、また耐用年数も24時間連続点灯でなんと5年!
ちょくちょくタマ切れを起こす従来の電球からすると
ずいぶんと耐久性もあって、しかも消費電力も少ないという優れもの
というわけですね(^^)

セリ場にはこういう電球がそれこそ無数についてますので、
けっこうな頻度で電球がタマ切れを起こして、それを都度交換するのも
かなり面倒でコストのかかる作業なんですね。
さらに450wという消費電力ですから、電力もかなり使います。
そして発生する熱量もかなりのもの。。
もともと風通しの悪いセリ場は夏場には蒸し暑くてたまらんのに、
さらにこの電球照明から発生する熱でさらに暑さに拍車をかけてるような
状況になってるわけでして(涙)

これがLED電球に交換されれば、電球交換の作業コストも手間も
激減が期待できますし、さらに消費電力も一気に1/7以下に。
さらには夏場の熱気もかなり和らげることができそうだ、ってことなんです。
なので、セリ場の照明をLED化するっていうのは
いろんなメリットが見込める、というわけなのです。

ただし、このLED電球っていうのは通常の電球と違って
光の拡散のしかたがちょっと癖があるというか・・・。

led3.jpg

お分かりいただけます?
右の通常電球の光の拡散の仕方と、左のLED電球の
光の拡散具合の違い。
明らかにLEDのほうが指向性が強くて、電球の真下方向は
明るいけれども、スポットライトっぽさが強すぎて、
電球の真下から外れるととたんに暗くなってしまうんです。
右の通常電球の下はきれいに光が拡散しているので
真下の光量はLEDよりも暗めですけども、まんべんなく光が
広がっている様子がお分かりいただけるかと思います。

工事関係者さんに「LEDはやっぱり指向性が強すぎなんですね」
と話しかけてみると、なんと意外な返答が。

いえ、これはわざとレンズを入れて指向性を高くしてるんです。

と言うんですよ。
どういうこと? とさらに聞いてみると・・・

今回持ち込んだLED電球は高輝度LEDチップを40コ取り付けた
電球ユニットなんだそうですが、普通にこれを取り付けると
十分に光は拡散するんですが(というか通常電球以上に拡散する)、
LEDの絶対的な光量が従来電球よりも暗いため、
拡散しすぎて全体的に暗くなってしまうんだそうです(汗)

で、拡散しすぎるのを防ぐために、ある程度光を収束させるための
レンズをLEDチップの前に仕込んであるんだそうです。
そうしたところ、どうも今度は指向性が強くなりすぎて
スポットライト的な配光特性になってしまった、と(^_^;)

ちなみにこの最新のLED電球っていうのはこんなカタチです。

led4.jpg

右が通常の450w電球、左がLEDを40コ仕込んだLED電球(60W)
なんともハイテクというか、なんとなくハスっぽいというか(笑)
さすがにこのハイテク電球、ずっしりと重たかったですよ。

よく見ると、LEDの前に小さなレンズが仕込まれているのが
お分かりいただけるかな?

ってことで、レンズなしだと広がりすぎで暗い、レンズをつけると
スポットになりすぎて真下は明るいけれども周囲が暗い。
こりゃもうちょっと収束率を下げた「ゆるいレンズ」をつけた
LED電球がいいんじゃないですかねぇ? なんて言ってみたら

そんなこともあろうかと持ってきてるんです

なんて、
まるで宇宙戦艦ヤマトの真田技師長みたいなセリフとともに
取りだしたのがまた別のLED電球(笑)
これが、そのまんま「ちょっと収束率が低めのレンズを取り付けたLED電球」
とのこと。

早速取り付けてみると・・・

led5.jpg

ありゃ?(汗)
画像の一番右に写っている電球がその「ゆるいレンズつきLED電球」ですが・・
なんと思いっきり「純白色」なのでした(爆)

どうもこの「ちょっとゆるいレンズつきのLED電球」ってのは
まだ試作段階のものらしく、電球色のLEDに
このレンズを取り付けたものがなくて、
いかにもLEDちっくな純白色のLED電球タイプしかなかったんだそうです(^_^;)

ってことで、とりあえず色味は違うけれどもこれらの電球の
明るさをそれぞれ計測してみると・・・

通常電球 → 約400カンデラ
レンズなしLED → 約130カンデラ
レンズ付きLED → 約1100カンデラ
ゆるいレンズつきLED → 約400カンデラ

という結果に。これらの明るさはそれぞれ電球の真下の明るさを
測ってみたものです。

通常電球と比較して、レンズなしのLEDだと半分以下の明るさしかなく、
レンズを取り付けると真下では3倍近い光量があるけれども
明るい部分は極端に狭い、という結果です(^_^;)

で、緩いレンズを取り付けたLED電球だと、明るさも光の
広がり具合も通常電球にそっくり、という結果になりました。
ただし、今回持ち込んだ試作品は色味が全然違ってましたけどね(汗)

あと、このゆるいレンズつきLED電球は試作品のため、
これをじっさいに取り付けるとなると特注品になってしまうために
ちょっとコストアップしてしまうのが難点だとか(^_^;)
・・なかなかうまくいかんものですね(苦笑)

ためしに、この純白光のLED電球はセリ場には使えないものですかね?
って聞いてみたんですけども・・・この純白光だと、サカナの色が
クッキリしすぎて違和感があるそうで(汗)
とくに赤身の色とかがくすんで黒っぽく見えるために
鮮度感が分かりにくくなってしまうんだそうです。
なによりも今までと全然違った見え方になってしまうので
市場マンたちには違和感バリバリで目利きの感覚まで
狂ってしまうんじゃないか? とのことでした。。
。。なるほどねぇ なかなか難しいものです。

そんなこんなで迎えた今朝のセリ前の様子。
試験的にごく一部の電球だけをLEDに交換してある状態です。

led6.jpg

この状態だとよく分かりますよね。
画像の左のあたりは通常電球、右の手前あたり、
スチロール箱が真っ白に明るくなってるあたりの上にあるのが
レンズつきのLED電球、というわけです。
そして、レンズつきのLED電球の奥にある、ちょっとうっすらと
暗くなってしまっているあたり・・・その上にあるのが
レンズなしの拡散タイプのLED電球というわけです。

こうして見ると、それぞれの電球の配光特性や光量の変化が
よく分かりますよね。
そして、電球色とはいいつつも、やっぱりLED電球のほうが
やや白っぽい感じの光の色なんですよね。
これだけでもずいぶんと下にあるサカナの鮮度感は
違って見えるものですね。
というか、クッキリとサカナが見えるので、これはこれで
鮮度感がハッキリするような感じはありますね。

それでもやっぱり・・事情を知らずにいきなりこの光景に
出くわした市場マンたち・・違和感がかなりあるようで(^_^;)
みんなすぐに気がついてましたね。

こりゃやっぱり例の特注な「ゆるいレンズつきLED電球」
にしないとあかんのかも(^_^;)
しばらく様子を見て、結論を出すことになるんだそうですので、
こんごどうなるのか、見守っていたいと思います(^^)

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