きのう7月10日、徳島中央市場にもここ数年恒例となっている
あの魚が新モノとしてやってきました。
去年も、一昨年もこのBlogでネタにさせてもらったあの魚です。
秋と言えば、そう!

サンマですよね!(^^)/
早くも新サンマ、つまり冷凍したものを解凍した
「ひねもの」ではなくナマのままでとどくサンマです。
そしてこれも毎年のことですが、北海道からジェットに乗って
やってきた、航空便の新サンマなのです。
サンマ漁の本格的な解禁は少し先のようですが、
すでに調査のための漁獲が始まっていて、その第一陣が
7月10日に到着する、というわけなんですね。
事前に7月10日頃にサンマが出荷される、っていう情報を
得ていたので、おそらくセリ場にも並ぶんじゃないか?
と、予想していたところ、案の定、という感じでしたね。
とはいえ、ここのところの不景気を反映してか、
初入荷の新サンマもやはり少なめでしたね(^^;)
セリ場の青物コーナーの片隅にひっそりと並んでました。
画像に写っているのが全部なのです(苦笑)
サンマの初入荷の時には、画像のような「ノボリ」が
必ず立つんですけども、入荷数が少なすぎて、
このノボリをサンマの箱に立てることができず、
隣に並んでいたイワシの箱に刺してあった、
というのがなんとも(^^;) という感じでしたが(苦笑)
さてサンマ漁が本格化してくると、入荷の主体は
トラック便で運ばれてくる4キロ入りの箱になるのですが、
航空便でやってくるサンマはたいていが2キロ入り。
つまり通常箱の半分のサイズなのです。
やはり重量面のことがあるのかな??
初荷で入荷したサイズは13入りと14入りのサイズ。
つまり、2キロで13匹、もしくは14匹入り、というサイズ。
14入りサイズで1キロ換算7匹ですから、一匹だいたい
130グラム弱、というサイズ。
やや小さめのサイズになりますね。

最近は初荷の魚に「ご祝儀相場」がつくことはあまりないのですが、
さすがに初荷のサンマにはかなりの高値が付きますね。
それでも、以前のめちゃくちゃな高値からしたら、
ずいぶんと安い値段にはなってるんですけども(^^;)
とはいえ、一匹で卸値が400円以上もするサンマ、
さすがに普通に食べられるようなものではないですね(滝汗)
それに初物ってことでは価値はありますが、
旬を迎えた最盛期の脂ののったサンマからしたら
まだまだ脂のノリは少ないですし、純粋に味という面では
早すぎる感は否めませんね(苦笑)
だいたいまだ梅雨明けもしてない時期ですしね(汗)
でも、やはりナマのサンマですね~ 輝きが違いますわ。
キラキラと輝いて、鮮度感はさすがです。
セリの様子を見ていたのですが、たいていのセリ人さんは
セリで言われている値段を聞いて
ワシには関係ないな~こりゃ
っていう表情をして、セリ場から離れてしまう、
というような感じでした(^^;)
それでもうちの場合は「セリ場に並んだ魚は極力店前に並べる!」
というポリシーもありますし、この新ものサンマをほとんど
全部買ってしまってました(爆)
大手のスーパーチェーンさんも新ものということで
やはり少量でもお店に並べたい、という意向もあり、
数箱購入してくれましたし、ほかにもけっこうたくさんの
お客さんが買っていってくれました(^o^)
新もの需要っていうのも、少ないとはいえ
確実にあるわけですよね、やはり。
まだまだ梅雨明けもしてないですし、
週末には台風がやってきそうな気配もありますね(汗)
そんな時期に毎年やってくる秋の使者。
異常気象が続く最近の気候ですけども、
それでもちゃんと、忘れずに秋の使者たちは
今年もやって来てくれているようです。
なんだかそう考えると、ちょっとだけ嬉しいというか、
ほっとするような気がします。
さて、サンマがやって来たとはいえ、まだまだ徳島は
ハモシーズンのまっただ中。
今年はハモの水揚げがちょっと少なめで
相場もやや高め。
これが週末に襲来するであろう台風が過ぎ去ったあとで
ハモがどーっっと一気に水揚げが増えることも予想されますから
そのときにどんな相場になってくるのか?
これが目下徳島魚類の一番の関心事ですね(^^)
活きハモを扱ううちの活魚担当者からしたら、
台風一過の翌日っていうのはまさしく修羅場(滝汗)
きっと今から覚悟を決めているかもしれません(^^;)
みんな頼むで~っ! と
願わずにはいられないたろくんなのでした。。
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